6.09.2014

わたしの本棚−8−


梅雨の晴れ間、あっつ〜。
こんにちは。

昨日はわたしの生徒さんと、音楽仲間の西山文子ちゃんの生徒さんの
合同ボーカルライブイベントでした。

もう心ポカポカ、またパワーもらっちゃいました。おおきに。



バタバタしながらも、本はぼちぼち読んでます。
本棚シリーズいこか。


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角田光代「平凡」

http://www.amazon.co.jp/dp/4104346063


いくつもの「もしも」のストーリーがあります。

もし、この人と結婚していなければ

もし、あの時ああしていたならば

もし、仕事をやめていなければ


誰もが考えたことがあるであろう、「もしも」。
もしもの自分と、今の自分。

その先にあるものは?


主人公が、それぞれの「もしも」を考え、日々過ごしている短編集です。
おもしろいですよ。


好きな本には、落とし文句みたいなのがあるんやけど、
今回読んだこの本にも、それがあって。


「今持っているものじゃないものばっかり追いかけている行為が、
おれは甚だしく嫌いってこと。」

あぁ、めっちゃわかる。

自分が思ってたことが、本の中に出てくる。
たぶん、この「共感」の連続が、自分を作って、自分に近づいていくことで、
わたしはこの過程がたまらない好きなんだなーと思うのです。


しかし、みなさん「もしも〜」って考えたりします??
わたしも、考えたりもちろんするけど、
結局わたしは今と同じように過ごしている気がするんですよね。

側にいる人が違うかったとしても、
今の仕事ではなかったとしても、
歌を歌っていなかったとしても。

なんとなくですけど、そう思います。

でも、もしかしたら、今ありがたいことに大変なこともあるけど
充実しているからそう思うのかもしれないですね。

うん、おもしろい。日々おもしろいです。


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